上原浩治に聞く Q.26 30代にやっておけばよかったと思うことはありますか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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上原浩治に聞く Q.26 30代にやっておけばよかったと思うことはありますか?

今年41歳を迎える上原投手、振り返って30代に思うことは?

今年41歳を迎える上原投手。20代、30代と輝かしい栄光と実績を積み重ねてきた。それでも「やり残した」と思うことはあるのだろうか? いまだからこそ、語ることができる上原投手の「30代論」。

書き留めておけばよかった

――30代にやっておけばよかったなっていうことはありますか。

30代? ……そうか、もう30代終わったんだな……(笑)。そう言われると、歳をとったなあ(笑)。

でも野球に関して言えば、もっと勉強をしておけばよかったな、とは思いますね。

――これだけいろいろ考えていてもですか?

はい、もっと勉強しておけばよかったし、やっぱりもっと練習しておけばよかった。それは思います。

――その勉強というのは、メカニクス(投球フォーム)とかそいう技術的なことですか?

もちろん体のこともそうですし、配球とかそういう技術や試合での実践的なこともそう。あとやっておけばよかったな、と思うのはそういうことをノートかなにかにそうした考えや、経験したことをまとめて書き留めておけばよかった、ということですかね。

とはいえ、結局、試合になったら直感を信じてやっていくしかないんですけどね。

次のページデータよりも直感にはワケがある

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上原 浩治

うえはら こうじ

1975年4月3日生まれ。東海大仰星高校時代は、外野手兼控え投手。1年の浪人後、大阪体育大学に入学し、当時敵なしといわれたキューバ打線を封じ込めるなど投手として注目を集める。1998年にドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。1年目から20勝4敗の好成績を残し、新人王と沢村賞をはじめ最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率などタイトルを総なめにする。以降、怪我などもありながらジャイアンツのエースとして活躍。2009年に海外FA権を行使しボルチモア・オリオールズに入団。さまざまなポジションを渡り歩きながら着実に実績を重ね、2013年にはテキサス・レンジャーズからボストン・レッドソックスに移籍。シーズン途中からクローザーとなり、リーグチャンピオンシリーズMVPを獲得するなどワールドシリーズチャンピオンに貢献した。現在もボストン・レッドソックスに欠かせない投手として活躍する。



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